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育児工学とは

育児と最新の工学技術(サーモグラフィーや脳波計などのエレクトロニクスやコンピュータ技術)を融合させ、物言わぬ赤ちゃんの気持ちを推し量り、産後の母親と赤ちゃんのために快適な育児環境を実現する学問です。

「育児」の分野は、科学よりは伝統を、理論よりは精神を重要視する傾向がありますので、「育児」を「工学」を結びつけることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、今の母親は多くの情報に翻弄され、「何が正しく、何が間違っているのか」が全くわからない中で子育てしているのが現状です。
現代の子育ては、あまりにも多い情報と便利さのみを追求した育児グッズが、逆に若い母親たちを追い詰め、育児を難しいものにしているような気がします。実際、さまざまな情報の中には不正確なものもたくさんあります。経験的に伝えてきたことを科学的に裏付けると同時に、母親になる前の若い女性にも、出産と育児の正しい知識を広めていくことが必要だと感じています。

研究室の研究テーマ

・妊娠・出産による女性の脳機能の変化
・音楽が乳幼児と母親のコミュニケーションに与える影響
・唾液中アミラーゼによる赤ちゃんのストレス計測
・親子のデジタル機器使用に関する調査
・幼少期に受けた心的外傷体験が以降の生涯に及ぼす影響
・家庭環境がその後の子どもの成長に与える影響
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